生保 低金利で不動産投資を増加 価格は過熱ぎみとの指摘も

生保 低金利で不動産投資を増加 価格は過熱ぎみとの指摘も
長引く低金利で運用環境が厳しくなっている生命保険会社が、不動産投資を増やしています。高い利回りを見込んで活発に投資していますが、最近の不動産価格は過熱ぎみだという指摘もあり、各社ともリスクの管理が課題だとしています。
このうち明治安田生命は、新宿駅西口周辺のおよそ6300平方メートルの大規模な再開発に乗り出し、ホールを併設したオフィスビルを建設する予定です。

今後10年でおよそ3500億円を不動産投資に充てる方針です。

また、第一生命は東京・港区の虎ノ門エリアでビル建設のプロジェクトにおよそ600億円を投資することにしています。

大規模な不動産投資は12年ぶりだということです。

このほか、日本生命も海外を含めて不動産投資を増やす方針です。

背景には、日銀の大規模な金融緩和で主要な投資先の日本国債の利回りが低下し、運用環境が厳しくなっていることがあります。

生保各社は、この20年、不動産投資を減らし、おととしにはピークだった平成9年の3分の2の水準まで投資を絞り込んでいました。

ただ、国内の不動産価格は上昇が続き、最近の都市部の価格は過熱ぎみだという指摘も出ています。

値下がりすれば損失を抱えることになるため各社ともリスクの管理が課題だとしています。