日米韓防衛相会談 河野防衛相 GSOMIA破棄見直し再度要請

日米韓防衛相会談 河野防衛相 GSOMIA破棄見直し再度要請
日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAが韓国側の破棄の決定で、今週失効するのを前に、河野防衛大臣は訪問先のタイで日米韓3か国の防衛相会談に臨み、改めて韓国側に賢明な対応を取るよう求めました。
河野防衛大臣は、訪問先のタイのバンコクで、韓国のチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防相と会談したのに続き、アメリカのエスパー国防長官を交えた日米韓3か国の防衛相会談に臨みました。

この中で、河野大臣は「北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイルの発射は、地域の平和と安定にとっての脅威だ。日米韓3か国の防衛当局の連携が求められている」と述べたのに対し、チョン国防相は「3か国の共同の価値と利益を踏まえ、日韓の関係が未来志向的に発展することを希望している」と応じました。

一方、エスパー長官が韓国の協定破棄の決定を念頭に「共通の目的を達成するためには、われわれ全員が緊密に協力することが重要だ。これは北朝鮮と中国を利することになる2国間の問題を克服することを意味する」と述べたのに続き、河野大臣はチョン国防相に対し「日米韓の連携が必要だという認識が一致しているならば、韓国側が賢明な対応を取る必要がある」と述べ、改めて韓国側に賢明な対応を取るよう求めました。

そのうえで、3か国の閣僚は北朝鮮に完全な非核化や弾道ミサイルの放棄を求めるとともに、情報の共有を含む安全保障協力を3か国で進めていくことなどを盛り込んだ共同声明をまとめました。

河野防衛相「連携の維持・強化は重要との認識で一致」

河野防衛大臣は、一連の会談のあと記者団に対し、「『日米韓の防衛当局間での連携を、しっかりと維持・強化していくことが重要だ』という認識は一致している。会談の雰囲気をどう取るかは、人それぞれだと思うので私から申し上げるのは適切ではない」と述べました。

そして、記者団が「GSOMIAについて、前向きな成果はあったのか」と質問したのに対し、「日本側から協定の延長について、とやかく申し上げていない。『日韓、日米韓の連携のために、韓国側が賢明な措置を取る必要がある』と申し上げただけだ」と述べました。