イラン 突然のガソリン値上げに各地で抗議デモ 死傷者も

イラン 突然のガソリン値上げに各地で抗議デモ 死傷者も
イランでは、政府が事前の予告なしにガソリン価格を50%以上値上げする措置を打ち出したことを受けて、各地で抗議デモが起きていて、死傷者が出ていると伝えられています。
イラン政府は、事前の予告なしに、15日からガソリンの価格をこれまでの1.5倍に値上げしたほか、1か月に60リットル以上購入する場合には、これまでの3倍の価格を適用しました。

これに対し、政府の決定に反対するデモがイラン各地で起きていて、地元メディアによりますと、デモの参加者は大通りを封鎖したり、一部地域では、ガソリンスタンドに火を放ったりしたということです。

このうち、南東部ケルマン州の町では、デモ隊と警察が衝突して1人が死亡し、多数のけが人が出たということです。

イランは、アメリカから制裁を受けて厳しい経済状況が続いていて、インフレ率が約30%となっているほか、IMF=国際通貨基金は、ことしの経済成長率をマイナス9.5%と予想しています。

こうした中、市民生活に直結するガソリン価格が突然値上げされたことが市民の強い反発を招いていて、今後の政府の対応が注目されます。