地方銀行の中間決算 約7割が減益 長引く低金利で

地方銀行の中間決算 約7割が減益 長引く低金利で
全国の地方銀行のことし4月から9月までの中間決算は、長引く低金利が影響して本業の貸し出しで収益を上げにくくなっていることなどから、およそ7割の銀行で最終的な利益が減少しました。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が株式を上場している全国の地方銀行78社のことし4月から9月までの中間決算を集計したところ、最終的な利益は合わせて5515億円で、前の年に比べて15.6%増加しました。

増益になったのは、およそ3割にあたる22社で、保有しているアメリカ国債が値上がりして「含み益」が増加したことがおもな理由でした。

その一方で、およそ7割にあたる56社は利益を減らしました。長引く低金利で本業の貸し出しで収益を上げにくくなっていることが減益決算の理由です。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は「地方銀行の収益環境は厳しく、先月の台風などの災害により、下期の業績が下ぶれする懸念もある」と話しています。

経営環境の厳しい地銀に対して金融庁は、将来にわたって収益を確保できる対策をとるよう求め、地銀どうしの連携や異業種との提携などの動きもでています。全国の地方銀行が今後、どのような対応を進めるか注目されています。