筋しかん剤事件 無期懲役確定の元准看護師 最高裁も再審認めず

筋しかん剤事件 無期懲役確定の元准看護師 最高裁も再審認めず
19年前、仙台市にあった診療所で、点滴に筋しかん剤を入れて患者を殺害した罪などに問われ、無期懲役が確定した元准看護師について、最高裁判所は再審・裁判のやり直しを認めない決定をしました。
平成12年、仙台市泉区にあった「北陵クリニック」で准看護師だった守大助受刑者(48)は、入院患者の点滴に筋しかん剤を入れて89歳の女性を殺害した罪や、幼い子どもなど4人を殺害しようとした罪に問われ、無期懲役が確定しました。

弁護団は、患者の容体の変化は筋しかん剤によるものではなく事件性はないと主張して、再審・裁判のやり直しを求め、患者から筋しかん剤の成分が検出された鑑定結果は誤りだとする専門家の意見書などを新たな証拠として提出しました。

仙台地裁と仙台高裁は意見書について「無罪を言い渡すべき明らかな証拠には当たらない」として再審を認めず、弁護団が最高裁に特別抗告していました。

これについて、最高裁判所第3小法廷の林景一裁判長は15日までに特別抗告を退ける決定をし、再審を認めませんでした。