神奈川 箱根強羅地区で温泉供給再開 客足回復に期待高まる

神奈川 箱根強羅地区で温泉供給再開 客足回復に期待高まる
台風19号の影響で多くの旅館などへの温泉の供給が止まっていた神奈川県箱根町では影響が特に大きかった強羅地区の全域で、12日から温泉供給が再開されました。
台風19号の大雨で、箱根町では温泉供給会社の施設や配管が壊れ、一時、町内にある265軒のホテルや旅館などの4割近くで温泉の供給が止まっていました。

箱根強羅観光協会によりますと、復旧作業の結果、順次、温泉が復活し、影響が特に大きかった山頂に近い強羅地区の全域で12日から温泉供給が再開されました。

強羅地区の旅館の1つ、「蔵のや」では12日午前中、社員などが見守るなか、温泉をためるタンクにおよそ50度の源泉が勢いよく流れ込みました。

この旅館によりますと、客足は例年の6割ほどに落ち込んでいますが、徐々に回復しているということです。

町内では一部の地区で温泉が止まったままになっていますが、今月中には再開する予定です。

「蔵のや」の山田敏範支配人は「本当にうれしくてうれしくてしょうがないです。1か月間大変でしたが、これでお客様にぜひ来てくださいと言うことができます」と話していました。

温泉を供給する箱根登山鉄道温泉事業所の青木誠さんは「当初はここまで早く復旧できるとは思っていませんでした。やっと温泉を流すことができてよかったです」と話していました。

土産物屋も期待の声

秋の観光シーズンに温泉が復活したことで、地元では観光客が戻ってくることへの期待が高まっています。

強羅駅前で酒店を営む男性は「登山電車が復旧ができず、客足はいまひとつですが、温泉が復活したことが多くの人に知られて客足が戻る兆しになってもらえたらと思います」と話していました。

土産物店を営む男性は「意外と早く温泉が復旧してよかったです。温泉とともに紅葉も楽しめるので、ぜひ来てもらいたいです」と話していました。

また逗子市から夫婦で訪れた50代の女性は「温泉が止まったことは知りませんでしたが、元に戻ってよかったです。また前のような活気が戻ればいいと思います」と話していました。

広島県から夫婦で訪れた70代の女性は「強羅に向かうバスがおよそ50分待ちで大変でしたが、温泉が戻ってよかったです。温泉だけでなく、紅葉も楽しみたいです」と話していました。