原爆症訴訟 最高裁が弁論へ 認定条件の統一的判断示すか

原爆症訴訟 最高裁が弁論へ 認定条件の統一的判断示すか
広島や長崎で被爆した人が白内障などの病気になったとして、国に原爆症の認定を求めている3件の裁判について、最高裁判所は来年1月に双方の主張を聞く弁論を開くことを決めました。各地の裁判で認定の条件についての解釈が分かれていることから、最高裁として統一的な判断を示すものとみられます。
広島や長崎で被爆し、白内障などの病気になった人は原爆の放射線が原因で、現在、医療が必要な状態にあることの2つの条件を満たすと国から原爆症と認定され、手当てが支給されます。

被爆の影響で白内障などになったとして被爆者らが国に原爆症の認定を求めて、広島、長崎、それに名古屋の裁判所に起こした3件の裁判の2審では、広島高裁と名古屋高裁が一部の被爆者を原爆症と認め、福岡高裁は認めず、判断が分かれました。

この3件の裁判について、最高裁判所第3小法廷は来年1月21日に双方から主張を聞く弁論を開くことを決めました。

3件の裁判では原爆症の認定にあたっての2つの条件のうち、「現在、医療が必要な状態」についての解釈が分かれていて、最高裁として、どのような場合に医療が必要な状態と言えるか、統一的な判断を示すものとみられます。