桜を見る会 “首相後援会への便宜” 追及の考え 国民 原口氏

桜を見る会 “首相後援会への便宜” 追及の考え 国民 原口氏
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総理大臣主催の「桜を見る会」について、国民民主党の原口国会対策委員長は、安倍総理大臣の後援会から多くの人が招かれていたとすれば公益の私物化だと批判し、後援会のメンバーに便宜が図られていないか追及する考えを示しました。
総理大臣主催で毎年開かれている「桜を見る会」は年々、参加者が増えていて、野党側は、安倍総理大臣の後援会から多くの人が招待されているとして批判を強めています。

これについて、国民民主党の原口国会対策委員長は記者会見で、「本来はさまざまな分野で貢献された方の労苦に報いる意味合いの会だが、招かれたのが安倍総理大臣の後援会であったとすれば、公益の私物化だ」と指摘しました。

そのうえで、原口氏は、「前日に行われた後援会行事の『前夜祭』などが、どのような会計で行われたのか、安倍総理大臣の政治団体や自民党の選挙区支部の収支報告書を見ても分からない」と述べて、後援会のメンバーに便宜が図られていないか追及する考えを示しました。

菅官房長官「前日の懇親会 承知せず」

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「『桜を見る会』は、開催要領に基づいて各省庁からの意見などを踏まえて幅広く招待しており、内閣官房および内閣府で最終的に取りまとめを行っている」と述べました。

そのうえで菅官房長官は、桜を見る会に関する来年度予算案の概算要求が5700万円余りと、前年までの3倍ほどになっていることについて、「テロ対策の強化や混雑緩和のための措置などの近年に講じた改善点を反映させるなど、その時々の情勢を踏まえて内閣府で実態にあわせた要求をしている」と述べました。

さらに、安倍総理大臣の後援会が、「桜を見る会」の前日に開催した懇親会について、菅官房長官は、「懇親会と後援会活動については承知していない」と述べました。

自民 二階幹事長「選挙区からの参加は当然」

自民党の二階幹事長は、記者会見で「『桜を見る会』の招待者の枠が党に何枚割り当てられているのか、ほとんど興味がないし、そんなことは知らない。枠があったとしても別にいいのではないか。それが問題になることがあるのか。議員は誰でも選挙区の皆さんにできるだけ呼びかけて参加してもらうのは当然のことではないか」と述べました。

自民 世耕参議院幹事長「後援会にも功績のある人いる」

自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で、「桜を見る会」への地元・和歌山県からの参加者について、「私の後援会の人もいるかもしれないが、後援会にも自治会活動や消防団活動などで功績のある人はいると思う。私は招待する立場になく、招待者は内閣府と内閣官房で取りまとめていると聞いている」と述べました。

また、世耕氏は、みずからのホームページに掲載されていた「桜を見る会」の写真が削除されたことについて、「きのう事務所がチェックしたところ、個人の顔がしっかり写り込んでいる写真があったので、プライバシー上、配慮が足りないとして削除したという報告を受けた」と述べました。

立民 安住国対委員長「予算委で集中審議を」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、会派の代議士会で、「長期政権のおごりとゆがみを象徴する話だ。税金で開催し、食事を提供しているところに、山口県から後援会を呼ぶことがいかに異様かが分かると思う。安倍総理大臣に国会に来てもらい、徹底的に聞かなければならない。予算委員会で集中審議を行うよう求め、徹底的に追及したい」と述べました。

公明 山口代表「本来の精神見据えて対応を」

公明党の山口代表は、記者団に対し、「『桜を見る会』は政権が交代しても、その時々の総理大臣が主催してきたものだ。国会議員には招待状が来るが、ほかの人がどういう範囲で招待されるかは、われわれにはよく分からないところがある。国民とともに桜をめでる本来の精神をしっかり見据えたうえで、対応していくべきだ」と述べました。

維新 馬場幹事長「超党派で適正化について合意を」

日本維新の会の馬場幹事長は、党の代議士会で、「安倍内閣になってから年々、参加者が増え、経費も増大している。これは税金を使った選挙活動であり、政府・与党に対して適正化を求めたい。わが党以外の野党は追及チームを作ったようだが、この件については、超党派で適正化について合意することが大事だ」と述べました。

社民 吉川幹事長「公金の私物化」

社民党の吉川幹事長は記者会見で、「公金の私物化と言わざるをえない。税金で行うことには客観的・外形的な基準があるものだが、『桜を見る会』については、そういった基準がどこにあるのか、安倍総理大臣自身が予算委員会で説明すべきだ」と述べました。