「農業版ハザードマップ」作成へ現地調査 松山 興居島

「農業版ハザードマップ」作成へ現地調査 松山 興居島
去年の西日本豪雨でかんきつ類の農地などが大きな被害を受けた松山市の興居島で、今後の被災に備えて全国的にも珍しい「農業版ハザードマップ」の作成に向けた現地調査が行われました。
去年の西日本豪雨で、愛媛県は農業の被害額が475億円に上り、松山市の沖合の興居島でも、みかんや伊予かんなど基幹産業のかんきつ類を栽培している農地や農道などに被害を受けました。

当時、被害の把握に時間がかかったことなどが教訓となり、愛媛大学の研究グループが今後の被災に備えた農業用のハザードマップの作成を進めています。

6日は農家からの聞き取りを踏まえ、土砂災害や浸水、通行止めになった道路をはじめ、復旧に使える重機の保管場所などをデータ化した地図を農家の人たちと確認しました。そのうえで、ドローンを使って土砂崩れの規模や農地への被害も改めて確かめました。

研究グループによると、農業版ハザードマップは、全国的にも珍しく、今年度中の完成を目指しているということです。

調査に参加した農家の青井秀典さん(43)は「次の災害に備えて危険な場所を把握したい」と話していました。

愛媛大学大学院農学研究科の間々田理彦准教授は「備えと早い復旧を目指すうえでこうしたハザードマップを活用してもらいたい」と話しています。