首里城火災 SNS拡散の動画は消防職員が撮影

首里城火災 SNS拡散の動画は消防職員が撮影
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首里城で起きた火災を間近で撮影したとみられる動画がSNSで拡散していることについて、那覇市消防局は、消防職員が状況を把握する業務としてスマートフォンで撮影したものだと明らかにしました。消防局は、動画が拡散した経緯は不明だとしていますが、「大変重大なことで反省すべきだと考えている」と話しています。
首里城で起きた火災をめぐっては、正殿などが炎上している様子を間近で撮影したとみられる17秒間の動画がSNSで拡散しています。

これについて、那覇市消防局の島袋弘樹局長は6日の記者会見で、動画は消防局の職員が発生からおよそ1時間半後の午前4時すぎに状況を把握する業務としてスマートフォンで撮影したものだと明らかにしました。

動画は無料通信アプリのLINEを使って、消防局の管理職15人と現場の隊員20人に共有されたということですが、聞き取り調査を行った結果、SNSへの投稿を認めた職員はおらず、拡散の経緯は不明だとしています。

火災現場では通常、消防車に搭載されているカメラで撮影するということですが、首里城の火災では、消防車が近づけなかったことからスマートフォンで撮影したということです。

那覇市消防局では、ふだんから職員の間で情報共有する際にLINEを使っているということです。

島袋局長は「動画が漏れたことは大変重大なことと認識しており反省すべきだと考えている。データの管理について周知徹底を図りたい」と話しています。

出火原因 電気系統のトラブルか

また消防は、出火原因について、現場での検証などから、電気系統のトラブルの可能性が高いという見方を示しました。

現場では焦げた電気設備が見つかっていて、消防と警察は、設備の電気系統を詳しく調べるなどして、出火原因の特定を急ぐことにしています。

先月31日に那覇市にある首里城で起きた火災では、正殿1階の北東側から火が出て、主要な建物が全焼しました。
現場では火災発生の翌日から消防と警察による検証が続いていて、消防は、6日、これまでの検証などから、出火原因について、電気系統のトラブルの可能性が高いという見方を示しました。

現場では、建物内の各階などに電気を分配する「分電盤」が出火場所付近から焦げた状態で見つかっていて、電気がショートした際にできる痕が残っていました。

消防と警察は、分電盤の内部や周辺の配線の検証を続け、設備の電気系統を詳しく調べるなどして、出火原因の特定を急ぐことにしています。