北陸新幹線の浸水車両 10編成すべてを廃車へ

北陸新幹線の浸水車両 10編成すべてを廃車へ
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JR東日本などは台風19号の影響で浸水被害を受けた北陸新幹線の車両、10編成についてすべて廃車にすることを明らかにしました。ただ、北陸新幹線の運行については、今年度末までに通常ダイヤに戻すことを目指すということです。
台風19号の影響で長野市にある新幹線の車両センターが浸水し、北陸新幹線の車両全体の3分の1にあたる10編成の車両が水につかりました。

JR東日本の深澤祐二社長は6日の会見で、車両の床下にあるモーターやブレーキの制御装置などが水につかっていて、完全な修理が難しいことから、所有する8編成を廃車にすることを明らかにしました。

また、JR西日本も所有する2編成を廃車にすることにしていて、浸水した10編成すべてが廃車になることになりました。

車両全体の帳簿上の価格は合わせて148億円にのぼり、部品の一部は再利用することを検討するということですが、会社では、損失分を今年度の決算に計上する見通しです。

ただ、現在は本数を減らしている北陸新幹線の運行については、上越新幹線に投入する予定だった新しい車両を使うなどして今年度末には通常のダイヤに戻すことを目指すということです。

具体的には今月末に、東京と金沢を結ぶ直通列車を通常の本数まで回復させたうえで、今年度末には、東京と長野を結ぶ「あさま」も含めた全体の列車の本数を通常の100%まで回復させる計画です。

一方、洪水による浸水想定エリアにある車両センターなど6か所の対策についてJR東日本は、気象状況から水につかることが予想される場合には、事前に車両を退避させたうえで、計画運休を実施することなどを検討していくということです。