重大な原発事故を想定 初の避難訓練 茨城 日立

重大な原発事故を想定 初の避難訓練 茨城 日立
東海第二原発から30キロ圏内に全域が入る茨城県日立市で、重大な原発事故を想定した初めての避難訓練が行われました。
4日の訓練は東海第二原発の使用済み燃料プールの水位が下がり放射性物質が外に漏れ出すおそれがあるという想定で行われ、原発から5キロ圏内に住む日立市の市民や市の職員、消防や警察などおよそ520人が参加しました。

市役所には災害対策本部が設置され、事業者の日本原子力発電から事故の概要について聞き取り、防災無線などを使って住民に避難を呼びかける手順などを確認しました。

市民は車や徒歩で定められた集合場所に集まり、このうち大みか小学校ではおよそ40人がバスに乗り込み、避難所に見立てた市役所まで移動しました。

また、地域の交流センターでは障害者や高齢者などの避難を想定して市の職員が車いすや担架に乗った人を福祉車両で退避施設に避難させ、外気を入りにくくする設備の動作を確認をしていました。

日立市は4日の訓練で明らかになった課題を今後、策定する広域避難計画に反映させるとしています。

参加した70代の女性は「いざというときのためにこうした訓練を行うことは必要なことだと思いますが、実際にはこんなにスムーズにいかないと思うので少し不安に思いました」と話していました。