人手不足で海上保安官採用を大学新卒も対象へ

人手不足で海上保安官採用を大学新卒も対象へ
人手不足で人材確保が難しくなる中、海上保安庁は来年度から初めて、一般の大学の新卒を対象にした海上保安官の採用試験を実施することを決めました。
海上保安庁によりますと、尖閣諸島周辺での中国当局の船の領海侵入や、石川県能登沖での北朝鮮漁船の違法操業への対応で大型巡視船を増やすなど警備体制を強化する一方、海上保安官の人材確保が急務になっているということです。

海上保安官になるには、海上保安大学校か海上保安学校を卒業する必要がありますが、海上保安庁は来年度から新たに一般の大学の卒業生にも対象を広げて採用試験を実施することにしています。

大学の新卒を対象に海上保安官を採用するのは、昭和23年に海上保安庁が発足して以来、初めてとなります。

来年度の試験では論文や面接、それに体力検査などで、およそ30人の採用が予定され、採用後は、海上保安大学校で2年間の研修を受け、初級の幹部海上保安官として巡視船などの現場に配属されるということです。

海上保安庁は「少子化の影響で高卒も減っている中、新たな採用で幅広く多様な人材を確保していきたい」としています。