イラン「アメリカとの交渉は誤り」 米大使館占拠事件から40年

イラン「アメリカとの交渉は誤り」 米大使館占拠事件から40年
k10012163331_201911040008_201911040036.mp4
アメリカとイランの国交断絶のきっかけとなったアメリカ大使館占拠事件から40年になるのを前に、最高指導者のハメネイ師は、敵対的な行動をとり続けるアメリカとの交渉は誤りだとして、今後も反米姿勢を堅持する姿勢を鮮明にしました。
イランでは、親米の王政が打倒されたイスラム革命を受けて、1979年に首都テヘランのアメリカ大使館を学生たちが占拠し、400日以上にわたり大使館職員を拘束する事件が起き、これをきっかけに両国の国交が断絶しました。

この事件から4日で40年になるのを前に、最高指導者ハメネイ師は3日、学生たちを前に演説し、「アメリカは、制裁などイラン国民に対して敵対的な行動をとり続けている」と述べ、経済制裁を科すトランプ政権を批判しました。

そのうえで「一部の人たちは、交渉で問題が解決すると思っているが、それは100%誤りだ。交渉をしないことでアメリカの介入を防ぐことができる」と述べ、アメリカと交渉せず、反米姿勢を堅持する姿勢を鮮明にしました。

イランでは、厳しい経済制裁が科される中、アメリカへの反発だけではなく関係改善の必要性を訴える声も多く聞かれますが、今回、最高指導者が改めて交渉を否定したことで、対立が解消に向かう見通しは立たないままです。