災害相次ぐ千葉県内 台風と大雨で“二重被害”の農家も

災害相次ぐ千葉県内 台風と大雨で“二重被害”の農家も
先月25日の大雨で千葉県内では農業に大きな被害が出ていて、中には9月の台風15号に続いて“二重”で被害を受けた農家もあります。
千葉県のまとめによりますと、先月25日の大雨による県内の農業関連の被害はすでに1億円を超えていますが、1週間がたった今も全容は分かっておらず、被害額はさらに膨らむ見通しです。

このうち市内を流れる3つの河川が氾濫した佐倉市では野菜の被害が深刻です。

去年、農家になったばかりの梅室香織さん(40)の畑では大雨で畝が崩れたほか、ほうれんそうの葉が傷んで出荷できなくなりました。

梅室さんは9月の台風15号でもレタスなどを栽培する農業用ハウスが壊れ、修理を依頼する業者もまだ見つかっていないということです。

農家になってすぐに災害に相次いで見舞われた梅室さんは「片づけに時間をとられるだけで収入を得られず、厳しい状況です。雨が怖いです」と話していました。

佐倉市では野菜の苗が水につかる被害も出ていて、市内の農業生産法人では近くの水路から水があふれ農業用ハウスに押し寄せました。

この農業用ハウスで育てていたネギやブロッコリーなどの苗はおよそ7割が水につかり、設備の一部も壊れ、被害額はおよそ4000万円に上るということです。

「鈴木農園」の鈴木岳志代表取締役は「何から手をつけてよいか分からず、頭が真っ白になりましたが、苗を必要とする農家のためにもしっかりと前を向いていきたい」と話していました。