埼玉 志木の妻子放火殺人のやり直し裁判 夫に無期懲役判決

埼玉 志木の妻子放火殺人のやり直し裁判 夫に無期懲役判決
11年前、埼玉県志木市の自宅に放火して妻と長女を殺害したとして放火や殺人などの罪に問われた被告のやり直しの裁判員裁判で、さいたま地方裁判所は「別の女性との再婚を望んでいた被告が妻と子どもが障害になると考えて放火した」として、無期懲役の判決を言い渡しました。
埼玉県志木市の山野輝之被告(45)は平成20年12月、自宅に火をつけて全焼させ、当時33歳の妻と4歳の長女を殺害したとして放火や殺人などの罪に問われていました。

1審は「別人が放火した可能性を否定できない」として無罪判決を言い渡しましたが、2審は「放火したことを相当程度疑うことができる」として無罪判決を取り消して審理をやり直すよう命じ、最高裁判所で2審の判断が確定したため裁判員裁判がやり直されていました。

31日の判決で、さいたま地方裁判所の北村和裁判長は「弁護側は妻が火をつけた可能性もあると主張するが、妻は睡眠導入剤を飲んで寝ていた可能性が高く、火が出た時間と近い時間に自宅を離れた被告が放火したと考えられる」と指摘しました。

そのうえで「別の女性との再婚を望み、妻と子どもが障害になると考えて2人を殺害した動機は身勝手で悪質だ」として、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。