富士山に登る様子をライブ配信中に滑落か 山岳救助隊が捜索

富士山に登る様子をライブ配信中に滑落か 山岳救助隊が捜索
k10012155231_201910291804_201910291805.mp4
28日、雪が積もる富士山に登る様子を動画配信サイトでライブ配信していた人が滑落したと通報が相次ぎ、警察は29日、捜索に当たりましたが見つかっていません。
警察によりますと先月から閉山している富士山で28日、男性とみられる人が登山する様子を動画配信サイトでライブ配信していましたが、午後2時半ごろに滑落する様子が流れ、これを見ていた人たちから静岡県や山梨県の警察署に通報が相次ぎました。

警察は動画投稿サイト「YouTube」に掲載されていた映像などをもとにヘリコプターを出して確認したところ、頂上から7合目付近にかけての静岡県側の斜面に人が滑落したような跡が確認されました。

警察は遭難したおそれがあるとみて29日朝から山岳救助隊10人を派遣して捜索に当たりましたが見つからず、30日も行方を捜すことにしています。

映像を配信していた人の名前や住所などは特定されておらず、動画配信サイトのアカウントなどの確認を進めているということです。

映像では富士山の山頂付近一面に雪が積もり、配信している人が登山道を歩きながら「急ぐわ、剣ヶ峰へ」とか「指やばいけどスマホを操作しなきゃなんない」などと話す様子が確認できます。

静岡県警察本部山岳遭難救助隊の鈴木久二康隊長は、「雪が積もる閉山の期間中は厳しい気象条件の中での登山になる。登山中のライブ配信も注意力が散漫になる可能性があり危険なので、絶対にやめてほしい」と話しています。

滑落する様子が映った映像

登山の様子をライブ配信していたとみられる人物の動画配信サイトのアカウントには、現在、動画は掲載されていませんが、登山中に滑落する様子が映った映像が別の動画サイトに投稿されています。

映像では男性の声で「雪がやばい。滑る」などと話しながら、息を切らして雪が積もった富士山とみられる山を登っている様子が映っています。

そして、山頂付近を柵に沿って歩いていましたが、柵がなくなった辺りで「滑る」とことばを発したあと、足を下にしてふもとの方向に滑落し、ストックやスマートフォンが飛ばされて途中で動画は終わっています。

また、本人とみられるツイッターのアカウントには、28日午前8時前に都内を出発して富士山五合目に向かうバスの乗車券の写真や、午前10時前にバスの車内で撮影したという写真などが投稿されていました。