米副大統領 「米中関係改善に中国が行動で対応を」

米副大統領 「米中関係改善に中国が行動で対応を」
アメリカのペンス副大統領は、中国との関係について演説し、知的財産の侵害や海洋進出などを厳しく非難したうえで、「米中関係を立て直すため、中国が行動で応えるよう望む」と述べ、関係改善に向け中国が対応を変えるよう求めました。
アメリカのペンス副大統領は24日、首都ワシントンで「今後の米中関係」をテーマに演説しました。

この中でペンス副大統領は「中国はこの1年でも、まだ、米中の経済関係を改善するほどの行動をとらず、ほかの問題でも、より攻撃的になっている」と述べ、中国に対する厳しい認識を示しました。

そして、中国による産業スパイ事件があとを絶たないことや沖縄県の尖閣諸島周辺で当局の船が頻繁に航行していることなどを非難したほか、台湾との関係強化や香港の抗議活動への支持を強調し中国をけん制しました。

一方で、ペンス副大統領は来月のAPEC首脳会議にあわせ、トランプ大統領が習近平国家主席と貿易交渉の合意文書に署名することに期待を示しました。

そのうえで、「アメリカは中国との関係を根本的に立て直したい。中国がそれにことばではなく、行動で応えるよう望む」と述べ、関係改善に向けて中国が対応を変えるよう求めました。

ペンス副大統領は、トランプ政権の中でも中国への厳しい姿勢で知られていて、演説には安全保障や人権問題などでのアメリカの懸念を改めて強調するねらいがあります。