東京五輪へ カヌー羽根田ら男女4人が代表内定

東京五輪へ カヌー羽根田ら男女4人が代表内定
東京オリンピックの代表選考を兼ねた国際大会、NHK杯国際カヌースラロームは最終日の20日、決勝が行われ、リオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト、羽根田卓也選手が、男子カナディアンシングルで3位に入り、4大会連続となる東京オリンピックの代表に内定しました。
今回のNHK杯は、東京 江戸川区にある東京オリンピック本番の会場で、オリンピック代表の最終選考会を兼ねて開かれました。

大会最終日となった20日は、パドルと呼ばれる水かきが片側だけの「カナディアン」と、水かきが両はしにある「カヤック」の男女シングル合わせて4種目の決勝が行われました。

このうち、男子カナディアンシングルに出場した羽根田選手は「最初から最後まで難しい」と言うコースを、巧みなパドルさばきで攻略してペナルティーなしの93.90ポイントで、3位に入りました。

日本カヌー連盟は、今大会を含む複数の大会の成績をもとに東京オリンピックの代表を選考することにしていて、今回の結果を受けて、羽根田選手が東京オリンピック代表に内定しました。

羽根田選手は決勝のレースについて「最初から最後まで複雑な流れが入り組んでいるので、1つのミスをするとコンマ数秒の差がつく。後半の疲れでミスが出やすいところをうまくまとめられたのが、いいタイムにつながった」と振り返りました。

そのうえで、東京オリンピックの代表に内定したことについて「自分の夢である東京オリンピックへの出場を今回、決めることができて、自分にとって大きなステップになったし、また来年の大舞台でレースができるのを本当にうれしく思う。リオデジャネイロオリンピック以上の結果をずっと目指しているし、皆さんにも求められていると思うので、それに応えないといけないと思っている」と意気込みました。

羽根田選手は、愛知県出身の32歳。
カヌー選手だった父親と兄の影響で小学生でカヌーを始め、地元の高校を卒業してすぐにカヌー強豪国のスロバキアに留学し、現地の大学に通いながら実力を磨きました。
オリンピックには北京大会から3大会連続で出場し、前回のリオデジャネイロ大会では、カヌー競技で日本選手として初めてのメダルとなる銅メダルを獲得しました。
羽根田選手は、東京オリンピックで2大会連続のメダル獲得を目指し、現在もスロバキアを拠点に強化を続けています。

女子カナディアン 佐藤が代表内定

このほかの種目では、東京オリンピックで初めて採用される女子カナディアンシングルで佐藤彩乃選手がこれまでの成績をもとに代表に内定しました。

佐藤選手は「きょうのレースでは、いつも以上に自分に集中することを心がけたが、自分としては納得いかないところが多すぎた。代表に内定したのはうれしいが、東京オリンピックではきょうのような悔しい気持ちがないよう、楽しかったと言えるように1日1日を大事にしてちゃんとレベルアップできるよう頑張りたい」と笑顔で話しました。

佐藤選手は、秋田県出身の22歳。中学生の時にカヌーを始め、3年前からカヌーの強豪国、スロベニアを拠点に強化を進めてきました。

男子カヤックシングル 足立が代表内定

男子カヤックシングルは足立和也選手が東京オリンピックの代表に内定しました。
足立選手は「日本で開催される東京オリンピックに出場できるのは本当にうれしい。夢に向かう自分を支えてくれている家族、コーチなどにありがとうと伝えたい」と笑顔で話しました。
そして、今大会4位で表彰台に届かなかったことについて「羽根田卓也選手などから3位と4位では天と地の差だよと言われていたので、もう1つ、2つ、3つと順位を上げられるように頑張りたい。来年、表彰台を争えるように練習していきたい」と話しました。

足立選手は、神奈川県出身の28歳。競技に打ち込むため7年前に大学を中退し、国内有数の練習場所がある山口県萩市に移住し強化を続けてきました。
去年のアジア大会で銀メダルを獲得し、また先月、チェコで行われたワールドカップ最終戦では、5位に入るなど調子を上げてきていました。
オリンピックは東京大会が初めての出場となります。

女子カヤックシングル 矢澤が代表内定

女子カヤックシングルは、はリオデジャネイロ大会代表の矢澤亜季選手が代表に内定しました。

矢澤選手は決勝のレースを振り返り、「カヤックでは初めて国際大会の決勝に残れたので、ここまで来たら思い切りこごうと思って臨んだ。ペナルティーはあったが、しっかり攻めてプランどおりいけたのでレース内容に悔いはない」と話しました。
そして、東京オリンピックの代表に内定したことについて「あまりオリンピックを考えず、目の前の試合を一つ一つやっていく気持ちで、プレッシャーを乗り越えて内定を得ることができたのは本当にうれしい。東京オリンピックへいいイメージができたので、自分の目標であるメダル獲得を目指して練習を積み重ねたい」と話しました。

矢澤選手は、長野県出身の27歳。カヌー選手だった父の指導で兄の一輝選手とともに小学生の時から競技を始め、オリンピックには前回、リオデジャネイロ大会で初めて出場しました。
その後、カヌーの強豪国、スロベニアに拠点を移して強化を続け、去年のアジア大会では、金メダルを獲得しました。