チリ 地下鉄値上げ反対で学生が暴徒化 首都に非常事態宣言

チリ 地下鉄値上げ反対で学生が暴徒化 首都に非常事態宣言
来月、APEC首脳会議が開かれる、南米チリの首都サンティアゴでは、地下鉄の値上げに反対する学生の一部が駅に火を放つなど暴徒化し、ピニェラ大統領は非常事態を宣言して、軍が取締りにあたる事態となっています。
南米チリでは、今月、政府が財政の悪化を食い止めるため、地下鉄や一部のバスの料金などを値上げしました。

これに抗議して、首都サンティアゴでは住民らによるデモが続いていましたが、政府が撤回する意思を見せず、18日、学生らを中心にする一部のグループが、地下鉄の駅構内に火をつけたり中心部の店を破壊したりするなど暴徒化しました。

事態の悪化を受けて、ピニェラ大統領は18日夜、サンティアゴに非常事態を宣言し、軍を動員して、市内の移動を制限しているほか、暴徒化した学生らの取締りにあたっています。

サンティアゴでは、来月中旬にAPEC首脳会議が予定されるなど、今後、国際会議が相次ぐことから、政府も早めの対応に踏み切ったとみられます。

南米では、今月、エクアドルでも公共料金の値上げに反対した住民が暴徒化し、一時、非常事態が宣言されていて、政情が不安定な状態が続いています。