ハンセン病患者家族に最大180万円 厚労省が補償案

ハンセン病患者家族に最大180万円 厚労省が補償案
ハンセン病患者の家族への差別被害を認めた集団訴訟の判決を受けて、厚生労働省は超党派の国会議員の会合で、家族に最大で180万円補償する案を示し、各党が調整を急ぐことになりました。
ハンセン病の元患者の家族を救済するための法案の取りまとめを目指す超党派の国会議員の作業チームの会合が開かれ、厚生労働省は家族への補償額の案を示しました。

それによりますと、補償額は、家族への差別被害を認めた集団訴訟の判決以上に増額し、
▽元患者の配偶者や親子には180万円、
▽きょうだいや同居していた親族には130万円を補償するとしています。

これに対し出席した原告側の弁護団は「おおむね受け入れ可能な額だ」という認識を示したということです。

また、会合で示された法案の骨子案では補償の範囲も判決より拡大し、訴えが認められなかった20人についても対象になるとしています。

さらに、原告側が国の責任の明確化を求めていたことを踏まえ、法案の前文に「国会及び政府は、深くおわびするとともに、偏見と差別を国民と共に根絶する決意を新たにする」などと書き込む案が示されました。

そして、訴訟中に亡くなった原告への補償の在り方などをめぐって引き続き協議することになりました。

作業チームでは来週改めて会合を開き、合意を目指すことにしています。