土のうも堤防も崩壊 濁流が宅地へ 国交省カメラ捉える 宮城

土のうも堤防も崩壊 濁流が宅地へ 国交省カメラ捉える 宮城
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台風19号の影響で100棟以上が浸水した宮城県大郷町で、吉田川の堤防が決壊する1時間余り前の状況を国土交通省のカメラが捉えていたことがわかりました。映像では、住宅地側の土手の一部がなくなり、コンクリートがむき出しになっていたことなどが確認できます。
宮城県大郷町粕川の吉田川の堤防は今月13日午前7時50分ごろ、台風19号の大雨でおよそ100mにわたって決壊し、住宅100棟以上が浸水しました。

決壊するおよそ1時間40分前、現場近くに設けられた国土交通省のカメラがその直前の状況を捉えていました。

午前6時10分ごろの映像では、堤防の上に積まれた土のうの間から水があふれ出し、前日までは異常がなかった住宅地側の土手の一部がなくなり、堤防のコンクリートがむき出しになっていたことがわかります。

国土交通省によりますと、この部分は東日本大震災以降、流域のほかの部分よりも堤防が低くなっていたため、1mほどの土のうを積んでいました。

午前6時15分ごろにも水位は下がらず、水が住宅地に流れていく様子がわかります。

そして午前7時50分すぎ、堤防が広い範囲で決壊し、茶色い水が波を打ちながら住宅地側へ流れ出ていました。

吉田川の堤防の決壊を受けて国土交通省は今月15日に専門家などを集めた調査委員会を立ち上げていて、今後、カメラの映像を基に原因の解明を進めることにしています。