「バックウォーター発生か」茨城 那珂川合流地点の氾濫

「バックウォーター発生か」茨城 那珂川合流地点の氾濫
筑波大学の河川の専門家が茨城県内で氾濫が起きた現場の調査を行い、水戸市では那珂川の水位が上がったため合流する支流の水がせき止められる形となり水位が上昇する、バックウォーターという現象が発生したとみられると指摘しました。
現地調査を行ったのは、河川工学が専門で筑波大学の白川直樹准教授です。

白川准教授は、まず、水戸市飯富町の支流の藤井川が那珂川に合流する地点で調査を行い、藤井川の流域に残された草などが、水の流れに逆らうように、ガードレールに引っ掛かっていることを確認しました。

これは逆方向に川が流れたことを示しているとして、大雨で那珂川の水位が上がったことで藤井川の水がせき止められる形となり逆流しながら水位が上昇する、バックウォーターという現象が発生したのではないかと分析しています。

また、常陸大宮市富岡を流れる久慈川の堤防がおよそ100メートルにわたって決壊した場所では、想定を超える水が川に流れ込み、堤防からあふれていく際に少しずつ堤防が浸食され決壊につながったのではないかとしています。

白川准教授は「堤防の整備にはコストなどの面で限界がある。想定外の豪雨災害が起きる中で川だけで水の流れを押さえ込むのは難しいのが現実で、水があふれてしまうという前提に立って遊水池を整備するなどの治水対策が必要になっている」と話していました。