台風19号 93人死亡 3人不明 71河川で決壊 8万棟余で住宅被害

台風19号 93人死亡 3人不明 71河川で決壊 8万棟余で住宅被害
台風19号による豪雨災害。氾濫などによる浸水範囲は去年の「西日本豪雨」を超えたほか、土砂災害も1つの台風によるものとしては最も多くなるなど、国が対策の見直しを迫られる記録的な豪雨災害になりました。

NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号で亡くなった人は全国で93人で、3人が行方不明となっています。

93人死亡 3人行方不明

亡くなった人は、
▽福島県で31人
▽宮城県で19人
▽神奈川県で16人
▽長野県で5人
▽栃木県、群馬県でそれぞれ4人
▽岩手県、埼玉県、静岡県でそれぞれ3人
▽茨城県で2人
▽東京都、千葉県、兵庫県でそれぞれ1人です。

また行方不明となっている人は、
宮城県、茨城県、神奈川県でそれぞれ1人です。

堤防決壊 71河川140か所

国土交通省によりますと、台風19号による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは12日時点で7つの県の合わせて71河川、140か所となっています。

▽国が管理する河川で堤防の決壊が確認されたのは7つの河川の12か所、
▽県が管理する川で堤防の決壊が確認されたのは67の河川の128か所です。

16都県の延べ301河川で氾濫が発生し、浸水した面積は少なくとも2万5000ヘクタールと去年の「西日本豪雨」を超える記録的な豪雨災害となっています。

決壊の情報は国土交通省のホームページの「災害・防災情報」でも確認できます。
https://www.mlit.go.jp/saigai/index.html

土砂災害 20都県で821件(6日午前7時)

台風19号による豪雨で発生した土砂災害は、これまでに20の都県で合わせて821件確認され、1つの台風で発生した土砂災害としては、記録が残る昭和57年以降、最も多くなったことが国土交通省のまとめで分かりました。

先月12日、大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸した台風19号は、翌日にかけて関東や東北を通過しながら各地で観測史上1位の値を更新する豪雨をもたらしました。

国土交通省のまとめによりますと、台風19号による崖崩れや土石流などの土砂災害は、6日午前7時の時点で20の都県で合わせて821件確認され、1つの台風による土砂災害としては、記録が残る昭和57年以降最も多くなったということです。

これまで最も多かったのは、平成16年の台風23号で、合わせて800件でした。

また、一連の大雨として土砂災害が最も多く発生したのは去年の西日本豪雨で、32の道府県で2581件となっています。

今回の台風19号による土砂災害は、都県別では、
▽宮城県が最も多く249件、
▽岩手県が97件、
▽神奈川県が90件、
▽福島県が78件、
▽群馬県が67件、
▽新潟県が45件、
▽長野県が43件、
▽静岡県が42件、
▽栃木県が31件、
▽埼玉県が24件、
▽東京都が23件、
▽山梨県と茨城県がいずれも11件などとなっています。

住宅被害 8万7400棟余(14日午前5時30分)

総務省消防庁によりますと、台風19号などの影響で、全国で8万7768棟の住宅が、水につかったり全半壊したりする被害を受けています。

このうち、
▽床上まで水につかったのは福島県や栃木県、埼玉県など17都県で2万6774棟。
▽床下が水につかったのは20の都県で3万2264棟となっています。また、▽全壊や半壊の被害を受けた住宅は長野県、福島県、宮城県など16の都県で1万4197棟、
▽一部損壊が28の都道府県で1万4533棟となっています。

避難者2367人(14日午前5時)

内閣府のまとめによりますと、台風19号などの影響で避難所での生活を余儀なくされている人は、14日午前5時の時点で、10の都県で合わせて2367人となっています。

避難者が最も多いのは福島県で、33の避難所に合わせて1040人、次いで長野県が681人、宮城県が420人などとなっています。