スマホしかないあなたへ 台風への備え

スマホしかないあなたへ 台風への備え
自宅の固定電話?もう10年以上前に取り外しました。テレビ、ラジオも持っていません。買い物は電子決済、スマホがあれば十分です。そういう方、災害時には注意が必要かもしれません。先月、関東を直撃した台風15号では大規模な停電と通信障害が続き、スマホがつながらず、情報の面で孤立した人が相次ぎました。スマホが生活に欠かせなくなっている方に知っておいてほしい、災害時に必要な知識をまとめました。

圏外になった時は…

台風の影響で通信各社のアンテナが故障するなどして、スマホがつながらなくなってしまったら。

まず、スマホに電波が届かず圏外になった時でもネットに接続できるのが「00000JAPAN」というサービスです。

通信各社などが大規模な災害が発生した時に共同で提供するサービスで、無線通信のWi-Fiに接続できる機種なら無料、パスワードなしで使用できます。

駅や市役所などの公共施設のほかコンビニやファミリーレストランなどふだんWi-Fiの機器が設置されている場所の近くまで行き、スマホの設定画面で「00000JAPAN」を選択して利用します。

バッテリー

スマホのバッテリーを切らさないことも重要です。モバイルバッテリーに加え、電池式の充電器も用意しておくとより安心です。機種によって異なりますが、単3のアルカリ乾電池4本で50%程度の充電が可能だといいます。

バッテリーの消費を抑える工夫も大切です。必要がなければ、機内モードにして、画面の明るさを下げる、使用しないアプリをきることで、バッテリーの消費を抑えられます。

公衆電話

災害時の安否確認の手段として、有効なのが公衆電話です。
公衆電話は、「災害時優先電話」なので、停電や通信規制の影響を受けにくく、携帯電話よりもつながりやすいといいます。
最近は利用する機会がほとんどないかもしれませんが、近くの公衆電話の位置をあらかじめ確認しておいてください。

公衆電話からメッセージを残して安否確認する災害用伝言ダイヤル171を使う場合、事前に使い方を家族の中で共有しておくことも大切です。

小型ラジオ

停電時の情報収集にもっとも有効だというのが、持ち運びができる小型のラジオです。電池の消費量が少なく長時間聴けるほか手で回して充電するタイプのものもあります。

家族の連絡先は「紙」に

さらにスマホの電源が落ちてしまったときに備えて、避難場所の地図や家族の連絡先などは、『紙』で持っておき、ふだん持ち歩くバッグなどに入れておくと安心です。

そしてキャッシュレス決済は停電で使用できなくなるおそれがあるので、ある程度の現金を手元に用意しておくことも重要です。
防災アドバイザーの高荷智也さんは「スマホに頼り切っていると、スマホが使えない時に、情報源がすべて失われてしまう可能性があります。連絡先や地図を紙で保管したりラジオを用意しておくなど、従来のアナログな情報源を持っておくことが重要です」と話しています。