DeNA筒香 ポスティングでの大リーグ移籍容認 球団代表

DeNA筒香 ポスティングでの大リーグ移籍容認 球団代表
プロ野球 DeNAで大リーグへの移籍を希望している筒香嘉智選手について球団は7日、ポスティングシステムを利用した移籍を容認する考えを示しました。
これはDeNAの三原一晃球団代表が横浜スタジアムで行われたチームの今シーズンの最終戦となったクライマックスシリーズファーストステージ第3戦のあと、明らかにしました。

筒香選手は去年のオフに大リーグ移籍の意向があることを明らかにしていましたが、海外を含めたフリーエージェントの権利を取得していないため、ポスティングシステムを利用した移籍を希望していました。

ポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す場合、球団の同意がなければ利用することができませんが、三原球団代表は「夢であるメジャーリーグに行く気持ちをかなえたい」と話し、このオフの大リーグ移籍を容認する考えを示しました。

筒香選手は和歌山県出身の27歳。

平成22年に横浜高校からドラフト1位で横浜、今のDeNAに入団しました。

3年前にはホームラン王と打点王の2つのタイトルを獲得し、おととしのWBC=ワールド・ベースボール・クラシックでは日本代表の4番を務めました。

今シーズンはレギュラーシーズンで131試合に出場して打率2割7分2厘、ホームラン29本打点79の成績でしたが、クライマックスシリーズファーストステージでは3試合で2本のホームランを打つなど、中軸として打線を引っ張りました。

筒香「感謝の気持ちしかない」

筒香選手は「そういう話をした時にオーケーをいただき感謝の気持ちしかない」と話しました。

そのうえで「シーズンが終わったばかりで、僕自身が頭の中でしっかりとことしを整理したいし、まだどうなるかわからない。相談したい人もいるし、それで決められたらと思う」と話していました。

ラミレス監督「穴埋めるの簡単でないが 頑張って」

DeNAのラミレス監督は「筒香を失うというだけでなくチームのキャプテンを失うということもあり、その穴を埋めるのは簡単ではない。ただメジャーは彼にとって夢をかなえる大きなチャンスなので、頑張ってほしい」と話していました。

球団代表「球団として痛手だが 夢かなえて」

三原球団代表は「球団として、キャプテンで中心選手である筒香選手を手放すのは戦略上痛手だが、本人と話をして子どもの頃からの夢であるメジャーに行きたいという気持ちをかなえたいと思い、ポスティングシステムを使った移籍を容認することにした」と話しました。

そのうえで「選手生命を考えると限られた時間を有効に使ってもらいたいと思った。現役として日本球界に帰ってくるなら『必ずDeNAに』と声をかけました。本人も『うれしい。必ず帰ってきます』と答えてくれました」と話し、今後、筒香選手とポスティングの申請について話し合いの場を設けるということです。

ポスティングシステムとは

ポスティングシステムは、プロ野球の選手が海外を含めたフリーエージェントの権利を取得する前に、大リーグ移籍を可能にした制度です。

制度を使うには、所属する日本の球団が選手の大リーグ移籍を認めたうえで、NPB=日本野球機構に申請する必要があり、その期間は11月1日から12月5日までとなっています。

その後、NPBから通知を受けた大リーグ機構が全30球団にポスティングの申請があったことを伝え、その翌日から30日間、獲得を希望する大リーグ球団すべてが選手と直接交渉することができます。

一方、日本の球団が移籍先の大リーグ球団から受け取る「譲渡金」は、選手がメジャー契約をした場合、支払いが確定している年数の年俸や契約金などの総額によって決まります。

総額のうち、
▽2500万ドルまでは20%、
▽2500万ドルから5000万ドルまでは17.5%、
▽5000万ドル以上は15%をすべて足し合わせた額が譲渡金となります。

また選手が契約期間内に出来高払いのボーナスを獲得するごとに、その金額の15%が追加の譲渡金として日本の球団に支払われることになっています。