ラグビーW杯 他チームの国歌や応援歌で交流の輪を広げる

ラグビーW杯 他チームの国歌や応援歌で交流の輪を広げる
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日本が、強豪国アイルランドに歴史的勝利を納め、盛り上がりを見せるラグビーワールドカップ。ラグビーファンの間では、他国の試合でも国歌や応援歌を歌って、おもてなしや交流の輪を広げていこうという動きが広がっています。
「スクラムユニゾン」と呼ばれるプロジェクトは、元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんらの呼びかけで始まりました。

3日、東京千代田区に設けられたパブリックビューイングの会場では、アイルランド対ロシアの試合前に、プロジェクトのメンバー2人が、集まったラグビーファンにそれぞれの国歌や応援歌を歌おうと呼びかけました。

会場のスクリーンには、国歌や応援歌の歌詞が映しだされ、日本人と外国から来たファンが肩を組んで一緒に合唱していました。

プロジェクトのメンバーで音楽家の村田匠さんは「国歌や応援歌は、その国の文化を知る入り口になる。国内で広がってきているという手応えがあり、今後は外国のファンにも呼びかけていきたい」と話しています。

世界のネットで称賛の声

ラグビーワールドカップの試合会場などで、日本人のファンが他国の国歌を歌う様子はインターネット上で数多く投稿され、世界中から共感を集めています。

このうちユーチューブに投稿された動画では、先月16日にウェールズの選手たちが公式練習を行った際に、スタンドに詰めかけた大勢の日本人ファンが、ウェールズの国歌を合唱する様子が紹介されています。

動画の再生回数は28万回を超えていて、閲覧した外国人からは「日本人はとてもクール」「すばらしい文化、尊敬します」などと称賛の声が寄せられています。

おもてなし サモアの国歌を練習

国歌を歌っておもてなしと交流の輪を広げようという対象は、日本が対戦する相手国も例外ではありません。

東京 府中市のスポーツバーでは4日夜、ラグビーファンが南アフリカとイタリアの試合をテレビで観戦したあと、5日、日本が対戦するサモアの国歌を練習しました。

店内ではサモアの国歌が流され、集まった人たちが大会のホームページに掲載されている歌詞を見ながら口ずさみ、最後は全員で肩を組んで歌っていました。

参加した男性は「試合会場に行くので、サモアのファンと一緒に国歌を歌って交流を深めたいです」と話していました。

大会公式HPで国家紹介

ラグビーワールドカップの組織委員会も、他国の国歌を歌う「スクラムユニゾン」のプロジェクトに共感し、大会ホ-ムページで参加20チームの国歌や応援歌を紹介しています。

動画のほか、歌詞カードも掲載されていて、日本人でも歌えるようふりがなが振ってあります。

組織委員会の担当者は「外国から来たファンとの交流も広がるので、ぜひ多くの人にいろんな国の国歌を覚えて歌ってもらいたい」と話しています。