関電金品受領問題 地元で不信広がる 原発再稼働に影響も

関電金品受領問題 地元で不信広がる 原発再稼働に影響も
関西電力の幹部らが多額の金品を受け取っていた問題で、地元自治体には不信感が広がっていて、関西電力の対応によっては今後の原発の再稼働などに影響がでる可能性があります。
関西電力は1974年に運転を開始した高浜原発1号機の再稼働を目指していて、来年5月に安全対策工事を終え、福井県と高浜町の同意を得たうえで、2か月後の来年7月には運転を再開する計画を示しています。

しかし、高浜町議会の議長は4日、NHKの取材に答え、関西電力の今の企業体質では同意は難しく、住民の意見を時間をかけて聞く必要があるなどとして2か月前後の時間で同意を得られるかどうか懐疑的な見方を示しました。

また、高浜町長や福井県知事も事実の解明と信頼回復を強く求めていて、関西電力の対応によっては、1号機の同意の判断や時期に影響がでる可能性が出ています。

また、関西電力はこのほかに高浜原発2号機と美浜原発3号機の再稼働の方針も示していますが、地元に不信感が広がる中、こうした原発の再稼働にも影響が広がるおそれもあります。

関西電力は、東京電力・福島第一原発の事故のあと、業界をリードして再稼働を進めてきたほか、各地の原発にたまり続ける使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設場所を決めるミッションも担っていて、信頼回復ができなければ、今後の原子力政策全体に影を落とすことになりそうです。