香港、緊急条例でマスク禁止へ

香港、緊急条例でマスク禁止へ
香港メディアによりますと、香港政府は、行政長官が、議会の承認を経ずにさまざまな規則を設けることができる「緊急状況規則条例」を発動し、抗議活動に参加する際にマスクなどで顔を隠すのを禁止することを決めました。日本時間の午後4時から林鄭月娥行政長官が記者会見して発表することにしています。
「緊急状況規則条例」は、議会にあたる立法会の承認を経ずに、行政長官の判断でさまざまな規則を設けることができるもので、発動されれば、1967年のイギリスの植民地時代に市民が暴動を起こした時以来です。

抗議活動に参加する市民の多くが身元が特定されるのを防ぐため、マスクやゴーグルなどで顔を隠しており、香港政府としては、これを禁止することで、過激な行為を食い止める狙いがあるとみられます。

市民がデモ行進「今後もマスク着けて参加する」

香港中心部のオフィス街では、これに反対する大勢の市民がデモ行進を行いました。

集まった人たちは、中心部の大通りを「マスクをつけても無罪だ。人権を返せ」とか、「一刻も早く警察を解散しろ」などと声を上げながら、行進していました。

参加した30代の男性は、「マスクの着用を禁止することに怒りを感じます。もし、規制が行われても、今後もマスクを着けてデモに参加します」と話していました。

また、20代の女性は、「私はアレルギーがあるので、ふだんからマスクを着けています。今後は、マスクを着けて集まっただけで違法な集会と言われるかもしれないので、心配です」と話していました。