北海道沖の小島なくなる 領海基準点の1つ 海保が詳細調査へ

北海道沖の小島なくなる 領海基準点の1つ 海保が詳細調査へ
日本の領海の範囲を決める基準点の1つになっている北海道 オホーツク海沖の「エサンベ鼻北小島」について海上保安庁が調査した結果、島はなくなっていたことが分かりました。海上保安庁は付近で確認された浅瀬について今後、潮位を詳しく調べ、最終的に領海として認められるかどうか判断するとしています。
北海道北部の猿払村の沖合およそ500メートルに位置する「エサンベ鼻北小島」は、国境離島と呼ばれる日本の領海の範囲を決める基準点の1つです。

海上保安庁によりますと、島が発見された昭和62年の測量では、海面からおよそ1.4メートルの高さがあったということですが、去年10月、地元の住民から「島が見当たらなくなっている」との情報を受け、ことし4月から5月にかけて、島の周辺の水深を測量するなどの調査をしていました。

その結果、満潮時に海面から出ているものはなく、「島」の存在は確認できなかったということです。

一方、水深が非常に浅い場所に岩礁が見つかったということで、海上保安庁は干潮時に海面から出ていれば、「低潮高地」として島と同様に領海の基準と認められることから、今後1年間かけて潮位を詳しく調べることにしています。

海上保安庁によりますと、「エサンベ鼻北小島」が「低潮高地」ではなかった場合、日本の領海は0.03平方キロメートル減少するということです。