韓国軍 「招待されていない」海上自衛隊観艦式に参加せず

韓国軍 「招待されていない」海上自衛隊観艦式に参加せず
韓国国防省は、来月行われる海上自衛隊の観艦式について、自衛隊側から招待されていないとして韓国軍が参加しないことを発表しました。韓国は先月、日本との軍事情報包括保護協定=GSOMIAの破棄を決めていて、防衛当局間の協力がさらに損なわれることが懸念されます。
韓国国防省は24日、定例のブリーフィングで、来月行われる海上自衛隊の観艦式について、韓国軍が参加しないことを発表しました。

韓国国防省は、参加しない理由について「主催者側から招待状が来ていないので、主催者側が決めたことだ」と自衛隊側の決定だと強調しています。

観艦式をめぐっては、去年10月に韓国で行われた国際観艦式で海上自衛隊が「旭日旗」(きょくじつき)と呼ばれる旗を艦船に掲げる予定でしたが、韓国側が認めず、自衛隊が参加を見送っていて、今回は韓国側が参加しない形となりました。

韓国政府は先月、日本との軍事情報包括保護協定=GSOMIAの破棄を決めていて、北朝鮮の弾道ミサイルへの対応など安全保障上の影響が指摘されていました。

こうした中での今回の韓国側の決定によって、防衛当局間の協力がさらに損なわれることが懸念されます。

韓国軍は過去2回参加

自衛隊観艦式は、ほぼ3年に1度行われ、外国の海軍の艦艇も参加しています。

このうち、韓国軍は、海上自衛隊の創設50年を記念して行われた平成14年の国際観艦式に初めて参加したほか、平成24年に各国の海軍に参加を呼びかけるようになってからは前回・平成27年の観艦式に艦艇を派遣しました。

来月行われる観艦式について、防衛省は韓国軍を招待したかどうか明らかにしていませんが、防衛省関係者によりますと、海上自衛隊内では招待が検討されたものの、日韓関係の悪化を受けた政治判断で、招待が見送られたということです。