核兵器の廃絶を考えるシンポジウム 東京

核兵器の廃絶を考えるシンポジウム 東京
核兵器の廃絶を考えるシンポジウムが23日、都内で開かれ、被爆者が「核兵器が再び使われることはあってはならない」と訴えました。
このシンポジウムは、今月26日の「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」を前に、NGOや市民団体が東京 渋谷の国連大学で開きました。

この中で、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の和田征子(75)事務局次長が「今後、被爆者がいなくなる日が来ることに恐怖にも似た思いを抱いています。誰が語り継いでくれるのか、核兵器が3度使われることはあってはなりません」と訴えました。

核廃絶をめぐっては、おととし、核兵器の開発や保有などを禁止する国際条約が採択されましたが、アメリカなどの核保有国や核の傘のもとにある日本は賛成していません。

これについて和田さんは「政府は唯一の被爆国と言いながら被爆者の声に寄り添うことはなく、人の安全保障より国の安全保障を優先している」と述べたほか、核軍縮などを担当する外務省の部長は「核兵器のない世界を目指すという目標は共通だが、条約については、アプローチを異にするというのが政府の立場だ」などと説明しました。

シンポジウムに参加した25歳の女性は「広島で生まれ、福島県内で働いていることもあり、核兵器や原発の問題に関心があって来ました。核廃絶のために自分も何か関わりたいと思っています」と話していました。