イラン大統領「国境侵すことは許さない」米をけん制

イラン大統領「国境侵すことは許さない」米をけん制
サウジアラビアの石油関連施設への攻撃をめぐって、アメリカとイランの緊張が高まる中、イランのロウハニ大統領は演説で「われわれの国境を侵すことは許さない」と述べて、圧力を強化するアメリカをけん制しました。
今月14日のサウジアラビアの石油関連施設への攻撃をめぐっては、アメリカのトランプ政権がイランの関与を指摘し、中東に追加で軍を派遣することを決定するなど緊張が高まっています。

こうした中、イランのロウハニ大統領は22日、首都テヘランで行われた軍事パレードで演説し、「軍の力とこの偉大な国家をもってすれば、敵はイランを侵害できない。誰であってもわれわれの国境を侵すことは許さない」と述べ、軍事的な圧力を強化するアメリカをけん制しました。

また「イランの敵は手法を変えて、“経済テロ”をしかけている」と述べ、アメリカがイランの中央銀行に対して追加の制裁を科すなど、経済制裁をさらに強めていることを非難しました。

一方、周辺国に向けては、ペルシャ湾のホルムズ海峡の安全確保に向けて連携することをこのあと出席する国連総会の場で提案すると明らかにし、アメリカがイランへの包囲網を築こうとする中、関係を強化したい考えをにじませました。