レスリング 伊調馨 五輪5連覇の可能性 事実上消滅

レスリング 伊調馨 五輪5連覇の可能性 事実上消滅
レスリング世界選手権 女子62キロ級で川井友香子選手が銅メダルを獲得し、東京オリンピック代表に内定したことで、伊調馨選手のオリンピック5連覇の可能性は事実上なくなりました。
カザフスタンで行われているレスリングの世界選手権で、女子62キロ級の川井友香子選手が、20日に行われた3位決定戦を制して銅メダルを獲得し、来年の東京オリンピック代表に内定しました。

川井選手は、19日に行われた3回戦で敗れたものの、20日の敗者復活戦にまわり、試合では、相手にポイントを取られず2試合を勝って3位決定戦に進みました。

3位決定戦では、北朝鮮のジョン シム・リム選手と対戦し、川井選手は先に1ポイントをリードされましたが、鋭いタックルを決め逆転したあと、さらにバックを取って回転させて立て続けにポイントを奪いました。

このあとも相手を倒すなど圧倒してテクニカルフォール勝ちで銅メダルを獲得し、東京オリンピックの代表に内定しました。

川井選手は、初めてのオリンピック出場で、すでに内定した姉の梨紗子選手とともに姉妹でのオリンピック代表に内定です。
一方、オリンピック4連覇中の伊調選手は57キロ級で東京オリンピック出場を目指していましたが、この階級では川井選手の姉の梨紗子選手がすでに代表に内定しています。

今回、1つ上の階級の62キロ級でも代表が内定したことで、伊調選手は階級を上げて東京大会に出場することもできなくなり、オリンピック5連覇の可能性は事実上なくなりました。
女子62キロ級で東京オリンピック代表に内定した川井選手は「とりあえず最低限、代表になることができた。後悔だけはしたくないと思って、どんなに苦しくても引かないという気持ちでやりました。きのう負けた時点で諦めそうになったけど、諦めなくてよかったと思います」と話しました。

姉の梨紗子選手とともに姉妹でのオリンピック代表内定となったことについては「ここに来るまでいろいろなことがあってすごく苦しかったが、こうやって2人で代表になれてすごくうれしいです。きのうの梨紗子が決勝で覚悟を持って戦ってるのがすごく伝わって、自分もその覚悟を持って戦うことができました」と話していました。

このあと川井選手は、姉と抱き合って涙を流しながら喜びをわかち合っていました。