台湾総統選 ホンハイ創業の郭台銘氏 立候補せず

台湾総統選 ホンハイ創業の郭台銘氏 立候補せず
シャープを買収した台湾のホンハイ精密工業の創業者で、来年1月の総統選挙で有力候補の1人になるとみられていた郭台銘氏が、一転して立候補しない考えを明らかにしました。
来年1月に行われる台湾の総統選挙には、与党・民進党からは現職の蔡英文総統、最大野党・国民党からは韓国瑜 高雄市長が立候補する予定で、無所属で出る場合は17日までに当局に届けなければなりません。

これについて、シャープを傘下に置くホンハイ精密工業の創業者の郭台銘氏が、無所属での立候補に強い意欲を示して、すでに先週、所属する国民党に離党届を出していて立候補するという見方が強まっていました。

これについて郭氏は、現地時間の16日夜遅く、声明を発表し、一転して無所属で立候補しない考えを明らかにしました。

その理由について郭氏は声明で、「台湾の経済のために頑張りたいというのが当初の志だったが、恨みや対立などがあおられてしまった」とし、自分への支持が思うように集まらなかったことを示唆しています。

郭氏は国民党の関係者や支持者から「立候補は党の分裂を生み、民進党の蔡氏のリードを許すだけだ」などと批判されていて、一部の台湾メディアは、ともに立候補する副総統候補が見つからなかったことも今回の決断の背景にあったと伝えています。

郭氏は声明で「政治への参加まであきらめたわけではない」とし何らかの形で政治に関わる考えを示していて、カリスマ経営者として知名度が高い人物だけに今後の動向が注目されています。