「黄金の便器」盗まれる 展示中の宮殿から イギリス

「黄金の便器」盗まれる 展示中の宮殿から イギリス
貧富の格差をモチーフに18金で制作され話題を集めた「黄金の便器」が、展示されていたイギリスの宮殿から盗み出され、宮殿は陳謝するとともに返還を呼びかけています。
盗まれたのはイタリアの芸術家マウリツィオ・カテラン氏が制作した「黄金の便器」です。

「アメリカ」と名付けられたこの作品は貧富の格差をモチーフに18金を使って制作され、3年前にはニューヨークの美術館で来館者が使えるよう、トイレに展示されました。

また去年ニューヨークの美術館が、トランプ大統領からホワイトハウスに飾るためゴッホの作品を貸し出すよう求められ「黄金の便器なら貸せる」と断ったと伝えられたことでも話題を集めました。

今月12日からはイギリス南部オックスフォードシャー近郊にあるブレナム宮殿で展示されていましたが、宮殿は14日、黄金の便器が盗まれたことを明らかにしました。

イギリスの公共放送BBCによりますと、何者かが2台以上の車で押し入り配管を切断して盗んだため、現場は水浸しになっていたということです。

警察は事件に関係した疑いがある66歳の男を逮捕しましたが、作品は見つかっていないということです。

世界遺産でもあるブレナム宮殿はチャーチル元首相が生まれた場所としても知られ、「貴重な作品が盗まれ、とても恥ずかしい」と陳謝し、返還を呼びかけています。