停電・断水の福祉施設 電話もダメで「支援要請もできない」

停電・断水の福祉施設 電話もダメで「支援要請もできない」
停電と断水が続いている千葉県市原市の福祉施設の中には、携帯電話などでの通話や通信がつながらない状況が続き、必要な支援を受けることができていないところもあります。
このうち高齢者およそ50人が入所している特別養護老人ホーム「高滝神明の里」は、停電と断水に加え、携帯電話などでの通話や通信がつながらない状況が続いています。このため施設の詳しい状況を市の担当課に伝えられず、必要な支援も要請できていないということです。

自家発電の設備は、たんの吸引などに限って使っていて、職員たちは入所者が熱中症にならないよう、こまめな水分補給をうながしたり、断水していない地域からタンクで持ってきた水で入所者の体を拭いたりしています。

入所者の鈴木保さん(92)はふだんは電動の酸素吸入機を使っていますが、停電しているため酸素ボンベを使っていて、職員がボンベに異常がないかや、からになっていないかなどをこまめに確認していました。

鈴木さんは「この暑さは体にこたえます。体力的にはぎりぎりです。早く停電が復旧してほしいです」と話していました。

施設長の杉田知子さんは「暑さで脱水や微熱の症状が出ている入所者もいるので、停電が続くことを考えると本当に心配です。情報も入ってこないため、給水や電源車がいつどこに来るかも分からず、不安も多く大変です」と話していました。