日中経済協会の訪問団「米中は交渉で問題解決を」

日中経済協会の訪問団「米中は交渉で問題解決を」
中国を訪れている「日中経済協会」の訪問団は、10日、通商分野を担当する商務省の幹部と会談し、米中の貿易摩擦で世界経済に影響が広がっていることに懸念を示し、アメリカとの交渉による問題の解決に期待を示しました。
会談では、まず中国の鍾山商務相があいさつし、「中国は一国主義ではなく、多角的な貿易体制を重視している。中国としてはアメリカとの対立を避けたいが、仕掛けてくる人がいれば、われわれも闘うしかない」と述べ、トランプ政権が中国製品に追加の関税措置を繰り返し発動していることを批判しました。

これに対して、訪問団の団長を務める日本製鉄の宗岡正二相談役は「米中の対立が世界経済の成長を阻害する可能性が高まっている。国際社会の分断も懸念され始めていて、米中両国が交渉による問題解決を図るよう期待している」と述べました。

また、訪問団は、中国に進出した企業の知的財産権の保護などを定めた新しい法律「外商投資法」について、来年1月の施行に向けて、透明性の高い確実な運用を求めました。

日中経済協会の訪問団は、11日、中国の指導部と会談する方向で調整を進めていて、日中関係の改善が進む中、経済面での連携強化について意見を交わすことにしています。