京急線事故 事故まで5分間 トラックが繰り返し踏切進入試みる

京急線事故 事故まで5分間 トラックが繰り返し踏切進入試みる
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京急線と大型トラックの衝突脱線事故で、京急が踏切に設置していたカメラには、事故までの状況が詳細にとらえられていました。踏切は事故までの5分間に開閉を3回繰り返していて、トラックはその間、踏切への進入を繰り返し試みていました。
カメラが最初に踏切に進入しようとするトラックをとらえたのは、午前11時38分ごろ。踏切脇の道路から右折しようとしている様子が写っていました。

その数秒後、踏切の遮断機のバーが閉まり始めたため、トラックは、遮断機のバーの前で停車しました。

11時40分ごろ、踏切の遮断機が開き、トラックは、踏切へ2回目の進入を試みます。しかし、すぐに遮断機のバーが閉まり始めたため、再び、遮断機のバーの前で停車します。

そして、11時41分30秒ごろ、トラックは、3回目の進入を試みます。トラックは、なんとか右折しますが、踏切内に車の前方部分が入ったところで、曲がりきれずに停車。ちょうどそのころ、遮断機のバーが下りてきて、トラックの荷台部分に接触しました。

しかし、トラックは、そのまま前進し、踏切内に車全体が進入して数秒後の、午前11時43分ごろ、トラックの荷台部分に快特電車が衝突したということです。

現場は「開かずの踏切」

京急によりますと、事故のあった踏切は長時間、遮断機が開かないいわゆる「開かずの踏切」で、事故のあった午前11時から正午までの時間帯に限ると、道路を遮断する時間は1時間に延べおよそ30分ほどに上るということです。

平成26年に京急が実施した調査によりますと、事故のあった「神奈川新町第1踏切道」は、朝と夕方のピーク時の時間帯では、道路を遮断する時間は48分で、いわゆる「開かずの踏切」でした。事故のあった午前11時から正午までの時間帯では、若干減少するものの、それでも道路を遮断する時間は延べおよそ30分ほどに上るということです。

京急によりますと、最寄り駅の神奈川新町が通過駅であることや、近くに車庫があることなどから、沿線の踏切の中でも遮断時間が比較的長い場所になっているということです。