福島原発事故 原因調査再開へ 原子力規制委 廃炉作業進み

福島原発事故 原因調査再開へ 原子力規制委 廃炉作業進み
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東京電力 福島第一原子力発電所の事故について、原子力規制委員会は、廃炉作業が進み、事故分析に必要な新たなデータを得ることが可能になったなどとして、休止していた事故の原因分析の調査を再開する方針を明らかにしました。
原子力規制委員会は、専門家とともに福島第一原発の事故に至った原因の調査や分析を行い、5年前に中間報告をまとめましたが、放射線量が高く、立ち入りできない場所もあったことから、その後、調査は一時休止していました。

規制委員会の更田豊志委員長は4日の定例会見の中で、除染などで放射線量が低下した場所が増えたほか、廃炉作業が進み、分析に必要な新たなデータも得ることが可能になったなどとして、調査を再開する方針を明らかにしました。

具体的には、放射性物質の大量放出につながった要因の一つとみられている、格納容器にたまったガスなどを外に出し、圧力を下げる装置の作動状況などを調査したいとしています。

規制委員会は、専門家や関係する省庁との調整などを行ったうえで調査を再開し、来年中をめどに報告書を出す方針です。

原子力規制委員会の更田委員長は「これまでに比べると少しは状況が改善された。徐々に検討に値する材料が出てくるだろうから、調査体制を整え直したい」と話しています。