イラン「ウラン濃縮度 数日で20%可能」 支援引き出すねらいか

イラン「ウラン濃縮度 数日で20%可能」 支援引き出すねらいか
イラン原子力庁の報道官は、核合意の制限を超えて引き上げているウランの濃縮度について「2日以内に20%まで高めることも可能だ」と述べました。本格的な核開発につながりかねないレベルまで濃縮度を高める可能性を示唆し、核合意に参加しているヨーロッパ各国から経済支援策を引き出す狙いがあるものとみられます。
イランは、アメリカの制裁によって、核合意で約束されていた経済的な利益が得られていないとして、ことし7月、ウランの濃縮度を、核合意で定められた3.67%の上限を超える4.5%に引き上げ、今月6日にもさらなる引き上げを実施する構えを見せています。

こうした中、イラン原子力庁の報道官は、3日、ウランの濃縮度について、「その気になれば、2日以内に20%にすることは可能だ」と述べました。

報道官は、具体的な濃縮方法などには言及しておらず、どのようにして短期間で濃縮度を引き上げるかは明らかになっていません。しかし、ウランの濃縮度は、20%以上になると、核爆弾をつくるのに必要な時間が大幅に短縮できるとされています。

イランとしては、本格的な核開発につながりかねないレベルまで濃縮度を高めるという可能性を示唆することで、核合意に参加しているフランスなどヨーロッパ各国に対応を迫り、経済支援策を引き出す狙いがあるものとみられます。