就職氷河期世代 職員募集に600倍 近隣自治体にも要請 宝塚市長

就職氷河期世代 職員募集に600倍 近隣自治体にも要請 宝塚市長
k10012061741_201909031946_201909031947.mp4
いわゆる「就職氷河期」世代を対象に兵庫県宝塚市が正規職員を募集したところ倍率が600倍に達したことを受けて、宝塚市の中川市長は近隣の自治体などにもこの世代の採用を要請したことを明らかにしました。
宝塚市では就職氷河期世代の中で希望どおりの就職ができなかった人を支援しようと、30代半ばから40代半ばの人を対象に正規の職員を募集したところ、「3人程度」とした募集人数に対して、全国から1816人の応募があり倍率は600倍に達しました。

これを受けて3日、宝塚市の中川智子市長は記者会見し「就職氷河期世代の人たちは今でも不安定な雇用状況の中で、もがき苦しんでいる人が多い。ある意味、不幸な世代を支援したいということが今回の取り組みにつながった」と説明しました。

また、今回応募した人たちからは「100社以上の就職試験を受けたがだめだった」とか「正規職員を目指しても新卒でないと応募もできず苦しかった」といった声が寄せられたことを紹介しました。

そのうえで、中川市長は「600倍というのはじくじたる思いがあるが、これが精いっぱいだ。宝塚市の取り組みがもっと広がり、ほかの自治体や企業も門を開いてほしい」と述べ、近隣の自治体のトップや地元の企業にも、この世代の採用を要請したことを明らかにしました。