油流出 一部で処置せず川に排出 町「対応不十分だった」

油流出 一部で処置せず川に排出 町「対応不十分だった」
大雨の影響によって工場から大量の油が流出した佐賀県大町町では一部の場所で油を取り除く処置をしないまま油を含んだ水が川に排出されていたことがわかりました。油は海まで達している可能性があり、町は「対応が不十分だった」として環境などへの影響を調べています。
大町町福母にある佐賀鉄工所大町工場では28日、大雨の影響で建物に水が流れ込み、およそ5万リットルの油が流出しました。

周辺では油の混じった水がたまった状態が続いていますが、一部の場所では油を取り除く処置をしないまま、町の排水設備で六角川に排出されていたことが関係者への取材でわかりました。

町では、水位が上がった場合に備えて川沿いに複数の排水設備を設置し委託を受けている住民が設備を動かすことになっていて、今回は多くの場所でオイルフェンスなどで油を取り除いてから排水していましたが、工場からおよそ2キロ離れた場所では油を取り除く処置をせずに、29日午前中まで丸1日以上にわたって排水を続けていていたということです。

油は海まで達している可能性があるということで、町は環境などへの影響を調べています。

大町町は「油の流出範囲が把握できず、対応が不十分だった」としています。