新幹線へ持ち込みの大型荷物 予約制に

新幹線へ持ち込みの大型荷物 予約制に
k10012055581_201908291841_201908291846.mp4
東海道・山陽新幹線と九州新幹線で、乗客が大型のスーツケースなどを車内に持ち込む際は来年5月から事前の予約が必要になります。来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、セキュリティー対策を強化するためです。
JR東海などによりますと、事前の予約が必要になるのは東海道・山陽新幹線と九州新幹線で、荷物は車両の後部にあるスペースやデッキに設けられる予定の鍵付きの専用のコーナーに置きます。

対象となるのは、大型のスーツケースなど3辺の合計が160センチを超えて250センチまでの荷物で、窓口やインターネットなどで、事前に指定席とセットで予約する必要があります。

事前に予約をして荷物を持ち込んだ場合は無料ですが、予約をしていない場合には、有料となり、1000円を支払わなければなりません。

JR各社では現在、テロ対策の一環として、客席から離れた場所に荷物が置いてあった場合には持ち主を探して不審物かどうか確認していますが、来年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、さらにセキュリティー対策を強化することにしたということです。

JR東海の金子慎社長は記者会見で「予約という手順は生じるが、荷物を預ける場所が確保されるので、荷物を持ち込む方には喜ばれると思う。趣旨を理解してもらって、利用してほしい」と述べました。

JR東日本は予約制導入の予定なし

JR東海などによりますと、乗客が本来予約が必要な大型の荷物を自由席に持ち込んだ場合は、1000円とともに、指定席への変更料金として520円を支払う必要があります。

このため、乗客が自分の荷物が対象となるか分からずに大型の荷物を持ち込まないように、JR各社は改札付近に荷物の大きさを確認することができる「測定台」を置くことにしています。

また、荷物を持ち込む乗客が希望する列車の指定席の予約が埋まっていた場合は、自由席ではなく次の列車の指定席を予約するよう勧めることを想定しています。

一方、この事前に荷物の持ち込みを予約する制度について、JR東日本は導入の予定はないとしています。

その理由についてJR東日本は、東北新幹線や北陸新幹線は運行本数が東海道・山陽新幹線と比べて少ないため、大型の荷物を持ち込む乗客が指定席を予約できず次の列車に変更した場合、出発時間が大きく遅れるなど乗客への影響が大きいためだとしています。