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ロヒンギャ避難民の帰還見通せず 治安部隊との衝突から2年

ミャンマーのイスラム教徒の少数派、ロヒンギャの武装勢力と政府の治安部隊の衝突から25日で2年になります。この衝突は70万人に上るロヒンギャの人たちが隣国バングラデシュに避難するきっかけとなりましたが避難民は再び迫害を受けることへの不安が根強く帰還の見通しは立っていません。
ミャンマー西部ラカイン州ではおととしの8月25日、ロヒンギャの武装勢力が警察や軍の施設を相次いで襲撃したことから、政府の治安部隊が大規模な掃討作戦を始めました。

これをきっかけにロヒンギャの住民が隣国のバングラデシュに一斉に避難し、その数は国連の推計で70万人を超えています。

バングラデシュ南部の避難民キャンプでは竹で作られた質素な住宅が山の斜面にひしめき合うように並んでいます。

先月には大雨による土砂崩れで3人が死亡するなど災害が相次ぎ、トイレや水が不足してジフテリアなどの感染症が発生するなど生活環境は厳しいままです。

一方で避難民はミャンマーに戻っても国籍を得る権利が認められず、再び迫害を受けるおそれもあると不安を抱えていて帰還をためらっています。

ミャンマー政府は、受け入れ態勢は整っていると主張し、今月22日からバングラデシュ政府と連携して帰還者を受け付けていますが、応じる避難民は出ていません。

問題発生から2年がたち、避難民たちの帰還にむけた手続きや態勢をいかに整えることができるかが急務となっています。

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