韓国 日本からの輸入食品 放射性物質検査を強化へ

韓国 日本からの輸入食品 放射性物質検査を強化へ
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韓国政府は、福島第一原子力発電所の事故を受け、日本から食品を輸入する際に行っていた放射性物質の検査について、23日から17品目の検査を強化すると発表しました。日韓関係が悪化する中、食品の安全性をめぐる問題などで日本に厳しく臨む姿勢を強めています。
韓国政府は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県など8県の水産物と14県の農産物の輸入を禁止し、その他の食品については輸入する際に、毎回放射性物質の検査を行っていました。

これについて、韓国食品医薬品安全庁は21日、過去の検査で放射性物質が微量でも検出された水産加工品やブルーベリー、一部のお茶やコーヒーなど17品目については、23日から輸入する際の検査を2回に増やすと発表しました。

韓国政府は今月に入って、セメントの材料になる石炭の灰や廃プラスチックなどのリサイクル用廃棄物3品目を日本などから輸入する際の放射性物質の検査を強化すると発表しています。

さらに19日、福島第一原発にたまり続けるトリチウムなどの放射性物質を含む水の、海への放出が検討されていることについても日本側に具体的な説明を求めていて、日韓関係が悪化する中、一連の問題で日本に厳しく臨む姿勢を強めています。

日本から韓国への食品輸出は

日本から韓国への農林水産物と食品の輸出は去年1年間で635億円で、香港、中国、アメリカ、台湾につぐ額となっています。

このうち、もっとも多いのがビールや日本酒などのアルコール飲料で111億円と、およそ6分の1を占めています。

韓国側が輸入する際の検査を2回に増やすとして検査の強化を発表した水産加工品やブルーベリー、一部のお茶やコーヒーなど17品目は輸出額全体に占める割合は低く、実際の影響は限定的だとみられます。

また、農林水産省によりますと、福島第一原子力発電所の事故をうけ、一時は54の国と地域が輸入の規制を設けていましたが、いまは22の国と地域まで減少していて、規制を強化する動きは韓国のみだということです。