タピオカ 関西で輸入が急増 タピオカドリンクの大流行で

タピオカ 関西で輸入が急増 タピオカドリンクの大流行で
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タピオカドリンクの大流行を背景に関西地方で輸入が急増し、ことし上半期のタピオカの輸入量が去年の同じ時期の20倍を超えたことが大阪税関のまとめでわかりました。
大阪税関によりますと、関西地方の2府4県のことし上半期・1月から6月末までのタピオカの輸入量は633トンでした。

これは前の年の同じ時期(30トン)の21.3倍で、全国平均の4.3倍を大きく上回りました。

関西の輸入量は年間でも去年の181トンが過去最大でしたが、ことしは4月末の時点でこの量を超えたということです。

背景にはSNSを利用する若い世代などの間で、ミルクティーなどにタピオカを加えたドリンクの人気が高まっていることがあります。

輸入先は全国的に台湾が大半を占めていて、関西もすべて台湾だったということです。

関西での輸入の伸びが目立つ理由について、大阪税関は「港から近いエリアに大きな消費地があり、ドリンクを提供する店の出店が相次いでいるほか、大阪に拠点がある飲食チェーンでも商品を提供する動きが広がっているためではないか」と話しています。

また、今後については「売り手側がタピオカを使った商品の種類を増やすことで、タピオカブームが続くことが期待されている」としています。

増加するタピオカ専門店

タピオカのブームを受けて、大阪ではタピオカ入りドリンクの専門店が相次いでオープンしています。このうち、大阪・ミナミのアメリカ村では、今月も新しい店がオープンし、およそ200メートルほどの通りの周辺におよそ10店舗がひしめき合う激戦区になっていて、人気店には行列ができていました。

このうち、去年4月にオープンしたタピオカドリンクの専門店では、台湾から取り寄せた紅茶を使って作るミルクティーが人気で、今月は、開店当初と比べて売り上げが10倍ほどになっているということです。

店長の羅※ユ芳さんは「台湾の文化が日本の皆さんに受け入れられてうれしいです。高校生など若い人が来てくれるのでうれしいし、もっとタピオカを楽しんでほしいです」と話していました。※「輸」の左側が「口」

水餃子の名店や回転寿司店でも

大ブームにあやかろうと、これまで販売していなかった店でもタピオカ入りのドリンクを販売する動きが広がっています。このうち大阪・東天満にある水餃子が名物だというレストランでは、流行に乗る形で1年ほど前からタピオカ入りのミルクティーの販売を始めました。

店主の蔡維鉄さんは「台湾の食をもっと知ってほしいという思いと、流行のタピオカドリンクなら売れるという思いから販売を始めた」と話していました。

このほか、大阪に本社がある回転寿司チェーンでもタピオカ入りのドリンクの販売を始めたところ、人気を集めて品薄となり、現在は、販売を休止しているということです。

本場の台湾 総統もタピオカ

先月、台湾の蔡英文総統にNHKが単独インタビューを行った際にも、総統の机にはタピオカ入りのミルクティーがありました。日本で爆発的な人気となっていることを受け、さらにPRしたいとの思惑もありそうです。

台湾 エコなストローでタピオカを

タピオカ入りのドリンクを飲む際には、粒を一緒に吸い込めるよう、多くの場合、太めのストローを使いますが、本場の台湾では、プラスチックごみを減らすため、紙などで作ったストローが使われることが増えていて、脱プラスチックの動きが進んでいます。

中にはサトウキビの繊維で作られたストローもあるということです。また、「マイストロー」として持ち歩ける、強化ガラスなどで作られたストローの販売も始まっていてひそかなブームになりつつあるということです。

飲み過ぎ注意 なんとカロリーは…

タピオカ入りのドリンクが人気を集めていることについて、食品分析学が専門の神戸女子大学の木村万里子准教授は、「楽しみながら飲むのはよいが飲み過ぎには注意が必要だ」としています。

木村准教授は先月、専門店のタピオカミルクティーのカロリーについて調査したところ、450ミリリットル当たり、どんぶりのごはん1杯分、また、ビールにすると中ジョッキ3杯分に当たるおよそ400キロカロリーあったということです。

タピオカは、主に熱帯や亜熱帯に生育する「キャッサバ」という植物の、イモの部分から取り出した成分を加工したもので、タピオカドリンクのおよそ8割から9割ほどは糖質だということです。

これについて木村准教授は、「カロリーや糖質が多いので、飲み過ぎると太ってしまいます。飲み物として楽しむのはいいが、飲み過ぎには注意して、ほかの食事では食物繊維の多い食べ物を摂取するなどバランスのよい食生活をしてほしい」と話しています。