「百日せき」の患者1万人超す 予防接種や早めの受診を

「百日せき」の患者1万人超す 予防接種や早めの受診を
子どもを中心に激しいせきを繰り返す「百日せき」の患者が増え続け、ことしの患者数はこれまでに1万人を超えました。国立感染症研究所は重症化するおそれがある赤ちゃんへの感染を防ぐため、予防接種や早めの医療機関の受診を呼びかけています。
百日せきは激しいせきが続く、細菌が原因の感染症で、特に生後6か月未満の赤ちゃんがかかると、肺炎を引き起こすなど重症化し、死亡するおそれもあります。

国立感染症研究所によりますと、今月4日までの1週間で全国の医療機関から報告された患者の数は231人で、ことしはこれまでに1万110人と、1万人を超えました。

去年は1年間で1万1947人で、ことしは早くもこれに迫ろうとしています。

また、ことしの患者数を都道府県別にみますと、東京都が885人、福岡県が652人、千葉県が628人、鹿児島県が594人、大阪府が555人などと各地で散発的に感染が続いています。

百日せきは、子どもがかかることが多い感染症ですが、去年の場合、患者の23%は20歳以上で、大人の場合、症状が比較的軽いため、かぜと見分けがつかないまま、感染を広げる可能性があるということです。

国立感染症研究所の砂川富正室長は「赤ちゃんは早めに予防接種を済ませてほしい。また、地域で流行がみられ、周りに赤ちゃんがいる場合は、大人でもせきが出たら早めに医療機関を受診してほしい」と話しています。