東京パラリンピック 詳細日程決定 来年8月30日は63種目で決勝

東京パラリンピック 詳細日程決定 来年8月30日は63種目で決勝
来年の東京パラリンピックの大会スケジュールの詳細が決まり、より多くの人に観戦してもらおうと、最初の日曜日となる大会6日目に期間中で最多となる63種目の決勝が行われることになりました。
大会の組織委員会は、13日、東京パラリンピックの開閉会式と、22競技540種目の詳しいスケジュールを発表しました。

このうち、新国立競技場で行われる8月25日の開会式と、9月6日の閉会式はオリンピックと同じ夜の時間帯で午後8時に始まり、午後11時までとなりました。

大会期間を通して盛り上がりを継続させようと、大会前半と後半で金メダルが決まる種目が270ずつにわかれていて、最初の金メダルは、開会式の翌日の8月26日に行われる自転車トラックで決まります。

また、多くの子どもたちにパラリンピックを観戦してもらうことで多様性や共生社会について考えるきっかけにしてもらおうと、家族と一緒に訪れやすい最初の日曜日となる大会6日目の8月30日を「ゴールデンサンデー」として特別な1日に位置づけています。

この日には、日本に金メダルの期待がかかる車いすラグビーを含めて期間中最多となる63種目で決勝が行われます。

大会終盤には、新競技が行われることになっていて、
▽テコンドーは9月3日から5日にかけて、
▽バドミントンが9月5日と6日に、
それぞれ決勝が行われることになりました。

男女のシングルスで金メダルの期待がかかる車いすテニスでは、女子の決勝が9月4日に、男子の決勝が9月5日にそれぞれ行われます。

組織委員会ではこのスケジュールをもとに、今月22日から公式販売サイトで一般チケットの購入申し込みを受け付けることにしています。

注目種目の決勝日程は

注目される種目の決勝のスケジュールです。

陸上です。
8月29日の夜に、前回のリオデジャネイロ大会で銀メダルを獲得した山本篤選手が出場を目指す男子走り幅跳びの義足のクラスと、前回大会、重本沙絵選手が銅メダリストとなった女子400メートルの腕に障害があるクラスが行われます。

車いすのクラス、佐藤友祈選手がいずれも世界記録を持つ、男子400メートルは8月28日の夜、男子1500メートルは8月30日の夜となっています。

前回大会銀メダルで、世界記録を持つ道下美里選手が出場する女子マラソンの視覚障害のクラスは最終日、9月6日の早朝に始まります。

競泳です。
前回大会の視覚障害が最も重いクラスで銀メダルと銅メダルを合わせて4個獲得したエース、木村敬一選手が得意とする男子100メートルバタフライは9月4日の午後。
これまで4大会で5つのメダルを獲得している鈴木孝幸選手が世界記録を持つ男子100メートル自由形運動機能障害のクラスは8月27日の午後に行われます。

トライアスロン女子では、谷真海選手が出場を目指す運動機能障害のクラスが、8月29日の午前中に、夏冬合わせて8大会目の出場を目指す土田和歌子選手の車いすのクラスは8月30日の午前中にそれぞれ行われます。

車いすテニスです。代表に内定している国枝慎吾選手が、2大会ぶり3個目の金メダルを目指す男子シングルスは9月5日。
前回大会で銅メダルを獲得し、同じく代表に内定している上地結衣選手がいる女子シングルスは9月4日に行われます。

前回大会と去年の世界選手権で銀メダルを獲得した、ボッチャ団体は9月5日の午後に行われます。

前回大会で銅メダルを獲得し去年の世界選手権で優勝した車いすラグビーは8月30日の夜に行われます。

初のメダル獲得をねらう車いすバスケットボールは最終日、9月6日に行われます。

日程は“暑さ”も考慮

東京パラリンピックでは、競技スケジュールに暑さ対策も盛り込まれ、このうちトライアスロンとマラソンはいずれも当初の計画から30分前倒ししてスタートすることになりました。

これによって8月29日と30日に行われる男女のトライアスロンは午前7時半に、9月6日に行われる男女のマラソンは午前6時半に、それぞれスタートします。

また、馬術では当初4日間だった競技日程を1日増やし、8月27日から8月31日までの5日間とし、暑さのピークを避けようと競技を始める時刻を最大で3時間後ろ倒しにしました。

副事務総長「奇跡の瞬間 選手と一緒に」

大会組織委員会の古宮正章 副事務総長は、「パラリンピックという大舞台で活躍する選手を、お子さんたちが家族と一緒に生で観戦していただければありがたい。1人でも多くの方が会場に足を運び、選手と観客が一体となって、奇跡の瞬間を一緒に作っていただきたい」と話しています。

組織委員会はパラリンピックの会場を「フルスタジアム」=「満席」とすることを目標にしていて、今後、アスリートとともに競技の体験イベントやトークショーを開催するなどしてパラリンピックの魅力を発信していくほか、自治体を通じて販売する「学校連携観戦チケット」を活用して、多くの子どもを呼び込みたいとしています。

アスリート「観戦に来てほしい」

東京パラリンピックの競技や観戦チケットの抽せん販売の詳細なスケジュールが決まったことを受けて、アスリートを代表して、ともにリオデジャネイロ大会に出場した陸上の重本沙絵選手と卓球の岩渕幸洋選手は観戦に来てほしいと呼びかけました。

このうち重本選手が前回大会で銅メダルを獲得した女子400メートルの腕に障害があるクラスは、8月29日の土曜日に行われることになっています。

重本選手は「いろんな人が応援に来てくれると思うので、よい結果を見せることができるようしっかり準備をしないといけないと思った。11月の世界選手権でパラリンピックの代表に内定して、2020年に向けて後悔がないように1日1日を積み重ねていきたい」と意気込んでいました。

岩渕選手は「卓球にはいろんな障害の人がいるが、障害を感じさせずにプレーしている。東京大会では金メダル獲得とともに、パラスポーツが皆さんに届くことを目標にして頑張りたい」と話していました。