イギリスがアメリカ主導のホルムズ海峡有志連合に参加へ

イギリスがアメリカ主導のホルムズ海峡有志連合に参加へ
アメリカが結成を目指しているペルシャ湾のホルムズ海峡の安全を確保するための有志連合について、イギリス政府は航行の自由を守ることは重要だとして、参加する意向を表明しました。有志連合への参加を表明したのは、イギリスが初めてとみられます。
アメリカ政府はイランとの緊張が高まる中、ホルムズ海峡を通過する船舶の安全を確保するため、有志連合への参加を各国に呼びかけています。

イギリスのウォレス国防相は5日、声明を発表し、ホルムズ海峡の航行の自由を守ることは非常に重要だとしたうえで「国際的な解決策を見つけるため、アメリカをはじめとする国々と取り組むことを楽しみにしている」として、有志連合に参加する意向を表明しました。

地元メディアは、これまでに有志連合への参加を表明した国はないと伝えていて、イギリスが初めてだとみられます。

一方で、イギリスのラーブ外相はイランとの核合意について「イランや関係国と協議を続けていく」と述べてアメリカが一方的に合意から離脱したあとも維持する立場を強調しました。

イギリス政府は先月、ホルムズ海峡の船舶の安全についてヨーロッパ主導で確保する構想を明らかにし、イランに強硬なアメリカとは一線を画す立場を示していました。

今回、アメリカ主導の有志連合への参加を表明したことで発足したばかりのジョンソン政権はアメリカ寄りの姿勢を明確に示したものと受け止められています。

アメリカ「イギリスの決定を歓迎」

イギリスが有志連合への参加を表明したことを受け、アメリカ国防総省は声明を発表し「イギリスの決定を歓迎する」として評価しました。

そのうえで「これは国際的な課題であり、アメリカは貿易の自由を確保するという共通の目標を持ったイギリス海軍やそのほかの同盟国とともに連携する機会を楽しみにしている」として、イギリスに続き、各国が有志連合に参加を表明することに期待を示しました。